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気候変動が強制移動にもたらす影響 UNHCRがデータページを公開

ストーリー

気候変動が強制移動にもたらす影響 UNHCRがデータページを公開

2021年4月22日
ホンジュラスを襲った大型ハリケーン「エータ」の影響で起こった洪水(2020年11月)

世界のいたるところで、さまざまな分野で、気候変動に対する取り組みが行われています。

紛争、貧困、強制移動による困難に奮闘している国々は、さらに深刻な気候変動の影響に直面しています。干ばつなど異常気象による自然災害が、アフガニスタンから中央アメリカまで、対応能力、適応能力が最も低い、脆弱な立場にある人々を襲っているのです。

本日、4月22日「国際マザーアース・デー」に、UNHCRは新たなデータページ「(link is external)気候変動の最前線における強制移動Link is external」を公開しました。

私たちが直面している温暖化は、紛争や情勢不安の下で暮らす人のリスクとなり、さらなる強制移動を引き起こし、故郷への帰還の可能性を減らす要因にもなっています。気候変動に起因する災害は、貧困、食料不足、天然資源へのアクセスの悪化、さらに情勢不安や暴力にもつながっています。

このデータページでは、何十年にもわたって紛争や強制移動が続きアフガニスタンでは、干ばつや洪水が繰り返し発生し、何百万もの人が飢餓に瀕している例が挙げられています。また、モザンビークも同様に、北部で増加している暴力により何千万もの人が避難を強いられる中、中部でも別の衝突が起こり、さらに紛争やサイクロンなどが重なって発生しています。

気候変動の大きな影響に直面している国の多くは、すでに多くの難民、国内避難民を抱えています。バングラデシュでは、ミャンマーの暴力から逃れてきた87万人のロヒンギャ難民が、サイクロンや洪水の被害を頻繁に経験しています。

異常気象により難民や国内避難民が直面しているリスク軽減のために、UNHCRは活動を続けています。たとえばバングラデシュではパートナー団体と連携し、難民キャンプでモンスーンの季節に地すべりの危険がある場所に成長の早い木を植えたり、調理用にまきに代わる燃料を配布したりしています

4月22日、23日、バイデン米大統領が開催する気候変動サミットにはオンラインで約40カ国が参加。UNHCRはすべての参加国に対して、気候変動に打ち勝つこと、また、気候変動の影響により避難を余儀なくされた人への保護と支援のために行動を起こすことを呼び掛けています。

「私たちはこの先に起こりうる保護の必要性を減らし、気候変動によるさらなる強制移動を防ぐために、まさに今準備し投資する必要がある」とフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は今年はじめに訴えています。

「災害が襲ってくるのを待つという選択肢は、もうない」

▶原文(英語)はこちら