2019年12月17日、18日、UNHCRとスイス政府の共催で、「第1回グローバル難民フォーラム」が開催されます。2日間にわたり閣僚レベルが一堂に会し、2018年12月末に国連総会で採択された「難民に関するグローバル・コンパクト」(GCR)の実践のフォローアップが行われます。
現在、紛争や迫害により移動を強いられている人の数は7000万人を超えています。今回のフォーラムは、GCRという新たな枠組みをもとに、各国政府、民間、国際機関・団体、NGO、市民社会による難民支援を活性化することを目的としています。これらのアクターから影響力のあるコミットメントや誓約を得ることで、具体的かつ長期的な政策と実践がさらに進んでいくことが期待されます。
フォーラムで議論された内容は、予算、物資、技術支援をはじめ、第三国定住、安全な難民受け入れへの法的な代替策、また、社会全体での取り組み(Whole of Society Approach)を通じて難民の社会統合を促進できるよう、国レベルでの法的・政策面における変化に向けた活動などに反映されます。
今回、これらすべての分野におけるリーダー、影響力を持つ人々が一堂に会します。フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官をはじめ、アントニオ・グテーレス国連事務総長の出席も予定されています。共催国の首脳の出席については、開催日近くに確定します。
記念すべき第1回目となるフォーラムでは、1: 負担と責任の分担、2: 教育、3: 雇用・生計向上、4: エネルギーとインフラ、5: 解決策、6: 保護のキャパシティの6つのテーマが設定されています。
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