東京(5日)発――UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)がボスニア・ヘルツェゴビナにおける女性や女子に対する暴力を防止するための取り組みに、岩波ホール(東京都千代田区)で、紛争で被害を受けた女性とその娘の日常を描いた映画「サラエボの花」(原題:Grabavica、2006年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品)上映期間中に募金を呼びかける。UNHCRはボスニア・ヘルツェゴビナの紛争(1992年~1995年)で故郷を追われたことによる傷跡が今もなお残る中で、家庭内暴力を受けた、または人身売買の被害を受けた女性や女子を支援するプロジェクトを実施している。暴力によりトラウマを抱えた女性や女子が安全の確
保された一時避難所で心身の安定を取り戻し、1日も早く、自立した生活を送ることができるように促す。
岩波ホールのご協力により、2007年12月1日から2008年2月8 日までの上映期間中に上記プロジェクトのための募金の呼びかけが劇場で行われる。岩波ホールはこれまでも数々の名画を通じて世界の様々な状況を伝えてきた。今年3月から6月までもエチオピア難民の少年を主人公にした映画「約束の旅路」の上映とともにUNHCR への募金の呼びかけを劇場で実施。映画を通じて UNHCR の活動にも大きな関心と共感が寄せられた。
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