2018年末時点で、紛争や迫害により故郷を追われている人の数は7000万人を超えました。 世界各地で難民問題が拡大し、状況が複雑化する中、その解決に向けて、一つの国や地域だけではなく、社会全体で取り組んでいくことが求められています。
この動きを受けて、UNHCRが強化している取り組みの1つが「MADE51(メイド フィフティーワン)」。難民が故郷で培った技術や才能を生かしてものづくりに取り組むことで、避難先で安全と尊厳をもって生活が送れるよう後押しする難民支援のカタチです。 「MADE51」はUNHCRのイニシアティブにより2018年に立ち上がりました。
従来それぞれの国・地域で行われていた難民による手工芸品の制作・販売活動を「MADE51」というグローバルブランドで統一することで、“顧客に売れる”ための品質や流通の管理が可能になりました。難民の“匠”たちによる伝統技術と現代のデザインを融合させた商品を生み出していくことが、難民の自立や生活再建への一助となっています。
このたび、「MADE51」が7月に東京で開催される国際見本市「インテリア ライフスタイル」に出展することになりました。アジア初上陸となります。
会場では、難民たちの手によって作られた魅力的な商品の数々を手に取ってご覧いただけます。
<国際見本市「インテリア ライフスタイル」>
日時:2019年7月17日(水)18日(木)19日(金)10時-18時(最終日は17時まで)
会場:東京ビッグサイト 西1・2・3・4ホール+アトリウム
※MADE51 グローバルリーダー、UNHCRハイディ・クリストのトークショー「MADE51-難民による新しいビジネスの可能性」(同時通訳)を7月18日(木)10時半~11時半に会場で行います。
終了後、マスコミ/関係者対象にブースツアーを行いますので、取材ご希望の方は事前にお知らせください。当日は会場内の「プレスデスク」でご登録のうえ、ご入場ください。プレスキットはこちら。
<MADE51(メイド フィフティーワン)>
MADEはMarket, Access, Design, Empowerment for Refugee Artisansの頭文字、51は「1951年難民の地位に関する条約」が由来。現在、世界13カ国・11の団体とパートナーシップを組んでブランドを展開中。
▶MADE51公式ウェブサイト(英語)