日本政府は、中東・アフリカ地域における飢餓対策を目的とした緊急無償資金協力としてナイジェリア、ソマリ […]
日本政府は、中東・アフリカ地域における飢餓対策を目的とした緊急無償資金協力としてナイジェリア、ソマリア、南スーダン、イエメン、エチオピアの5カ国に合計600万米ドルを拠出することを決定しました。
この資金協力は、以下の活動の実施を目的としています。
ナイジェリア(250万米ドル)北東部における国内避難民及び帰還民を対象に、以下の支援を実施
• 衛生用品を含む物資配布
• 支援対象者の登録及びプロファイリング
• 性と性差に基づく暴力(SGBV)予防を目的としたコミュニティ活動
• 農業を中心とした自立支援
ソマリア(150万米ドル)国内避難民、帰還民、受け入れコミュニティを対象に、以下の支援を実施
• 医療器材、薬の提供及びリファーラルシステムの確立を通じた一次医療支援
• 安全な水の供給支援
• 公共医療施設及び水衛生施設の改修及び拡充
南スーダン(100万米ドル)難民及び難民受け入れコミュニティを対象に、以下の支援を実施
• 栄養失調対策及び栄養強化食料の配布
• トイレ及び衛生施設改修を通じた衛生環境の改善支援
• リファーラルシステムの運営を通じた医療支援
イエメン(100万米ドル)難民及び難民受け入れコミュニティを対象に、以下の支援を実施
• 衛生施設の改善及び拡充を通じた衛生環境の改善支援
• 衛生用品を中心とした物資配布
• コミュニティとの平和的共存を目的とした、水、衛生施設改善等のプロジェクト
• 職業訓練等を通じた難民の自立支援
エチオピア(50万米ドル)ソマリア難民を対象に、以下の支援を実施
• 医療施設への機材、医療品、薬の提供
• 医療施設改修及び拡充とリファーラルシステムの整備を通じた医療支援
これらの支援を通じて、UNHCRはナイジェリア、ソマリア、南スーダン、イエメン、エチオピアの各国における難民、国内避難民そしてそれぞれの地域コミュニティに対する人道支援を拡充していきます。