UNHCR親善大使のケイト・ブランシェットとユスラ・マルディニのイニシアティブで、アカデミー賞など世界的な映画の授賞式で、「#WithRefugees(難民とともに)」が印字されているUNHCRブルーのリボンを着ける動きが広がっています。
今年のアカデミー賞で4部門を受賞した『西部戦線異状なし』の出演者、製作チームもそうです。
エドワード・ベルガー監督は「こうしている今も、多くの人が希望や夢を奪われ、戦争のトラウマに苦しんでいます。戦争、避難の過程で、どれほどおそろしい経験をしたことでしょう。その一人ひとりに対する連帯、支援が必要です。どこにいても、どんな時にでも、そえは平等であるべきです」と話しました。
アカデミー賞をはじめ、世界的な授賞式(全米映画俳優組合賞、英国アカデミー賞、TIME誌ウーマン・オブ・ザ・イヤー、グリーンカーペット・ファッションアワードなど)で、40人以上の候補者、プレゼンター、その他参加者が、世界はひとつだというメッセージを込めて、ブルーのリボンを身に着けました。
授賞式だけではありません。ノミネート作品の中には、強制移動、別れ、喪失をテーマにした作品も多く含まれていました。『スイマーズ:希望を託して』(UNHCR親善大使ユスラ・マルディニと姉のサラの実話に基づいた作品)『Bad Axe』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判』『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』『マルセル 靴をはいた小さな貝』など、こういったテーマを“物語”を通じて伝えることは、差別や誤解を取り除き、共感を生み、新たな考え方を導く力があります。
今年はじめにロンドンで開かれた英国アカデミー賞でも、UNHCR親善大使のケイト・ブランシェットはアカデミー賞(主演女優賞にノミネート)と同様にブルーのリボンを胸に登壇。「私が映画で好きなのは、私たちすべてをつなぎとめている、集合組織のようなものに潜む人間のテーマに引き込むことができるという点です。私がこれまで、レバノン、ヨルダン、バングラデシュ、そしてここイギリス、故郷のオーストラリアで難民と出会った時はいつも、私たちは彼らとどう違うかではなく、こんなにたくさんにも共通点があるということに感銘を受けるのです」と話しました。
2022~23年の各授賞式で#WithRefugeesのリボンを着けてくださった皆さんにUNHCRから感謝を伝えます。
Aimee Lou Wood
Alberto Iglesia
Albrecht Schuh
Angela Bassett
Bill Nighy
Brendan Gleeson
Cate Blanchett
Charlotte Wells
Christian Goldbeck
Colin Farrell
Daniel Bruhl
Daniela D’Antonio
Daryl McCormack
Diane Warren
Dolly De Leon
Edward Berger
Emma Thompson
Ernestine Hippe
Felix Kammerer
Filippo Scotti
Florence Pugh
Frank Kruse
Gina Prince Bythewood
Gugu Mbatha-Raw
Guillermo del Toro
James Krishna Floyd
Jamie Lee Curtis
Javier Bardem
Jean Todt
Kat Graham
Lars Ginzel
Laura Bailey
Luisa Ranieri
Markus Stemler
Mary Maker
Michael Ward
Michelle Yeoh
Nicholas Britell
Nicole Lecky
Paolo Sorrentino
Paul Mescal
Pedro Almodovar
Penelope Cruz.
Sally El Hosaini
Samuel L Jackson
Sheila Atim
Sophie Turner
Theo James
Viktor Prasil
Volker Bertelmannr
Yuh-Jung Youn
Yusra Mardini
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【アカデミー賞2023】