「世界には教育を受けることができない子どもがたくさんいます。そのために私たちができることは何でしょうか?」
2月下旬、東京・豊洲のキッザニア東京で開かれた「Cosmopolitan Campus 映像制作ワークショップ」の完成発表会。壇上の中学生たちが、会場に集まった人たちにそう問いかけました。
このワークショップは、「持続可能な開発目標(SDGs)」のゴール8「働きがいも経済成長も」をテーマに、中学生が3つのグループに分かれて映像制作に取り組むというもの。「グローバルチーム」に参加した男女4人の中学生は、(株)イグジットフィルムの田村祥宏さんと寺井彩さんの指導を受けながら、UNHCR民間連携部の櫻井有希子へのインタビューをもとに、約2分の映像を作り上げました。
中学生たちが櫻井のインタビューを受けて注目したのは「教育」。世界には教育を受けることができない子どもたちがたくさんいること、そのことで将来働く機会が限られてしまうことを知りました。
世界全体で教育の機会を広げていくためには何が必要か・・・。中学生たちは話し合いを重ね、櫻井が取り組むユニクロをはじめ民間セクターなどと連携しながら支援の輪を広げていくこと、問題を多くの人に知ってもらうための広報活動などが大切であると訴えました。
「今回の映像制作を通じて、自分の周りの人のことを思いやり、世界の問題に対して常に疑問を持ち続けて、みんなで協力していくことが大切だと思いました」と発表を締めくくった中学生たち。彼らの真剣なまなざしに、「この数カ月でどんどん成長していく中学生と一緒に時間を過ごし、あらためて子どもこそ社会の、世界の未来だと感じました」と櫻井は話します。
日本にいる私たちが今できることー。中学生が作った動画からそのヒントが得られるかもしれません。どうぞご覧ください!
完成動画はこちら▼から!