2019年1月下旬、ケリー・クレメンツ国連難民副高等弁務官が来日し、難民問題に対して先駆的な取り組みを進める株式会社ファーストリテイリングを訪問しました。
ファーストリテイリングは2011年にアジアの企業として初めてUNHCRとグローバルパートナーシップと締結し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にもつながる難民支援を行っています。
このパートナーシップの軸の一つが「全商品リサイクル活動」。2007年から約2600万点以上の衣料が集められ、これまでに46カ国のUNHCR活動拠点の難民・国内避難民に届けられています。
クレメンツ副高等弁務官は、長年にわたるファーストリテイリングの多角的な難民支援に感謝を伝えるとともに、「難民は単に助けを必要とする人々ではなく、受け入れコミュニティの経済を活性化する資産にも成り得る。皆さんはまさにそのような視点で自立支援や難民雇用なども行っており、とても心強く思っている」と話しました。
これを受けて、新田幸弘ファーストリテイリンググループ執行役員は、「UNHCRとの10年以上のパートナーシップは私たちにとっても誇り。このグローバルパートナーシップをより強固なものとし、難民問題に貢献していければ」と強調し、「今後も難民支援のためのパートナーシップの形を、一緒につくっていきたい」と意欲を伝えました。
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▶ UNIQLO x UNHCRの難民支援(Youtube)
▶ SDGsxファーストリテイリングxUNHCR(PDF)