UNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会は、2017年6月15日に聖心女子大学と難民高等教育事業に関する協定を結び、締結を記念して、7月14日に懇談の会を行いました。本協定に基づき、2018年4月1日から聖心女子大学はUNHCRが推薦する難民を毎年1名、正規奨学生として受け入れます。懇談の会では聖心女子大学の岡崎淑子学長がプログラム実施について「「難民」と呼ばれる人々には、もともと、それぞれの豊かな文化、生活があることを思うとき、多くの学生たちと同じ1人の大切な学生として受け入れていきたい」という思いを伝えてくれました。
聖心女子大学の参加により、来年度から、毎年8校の大学で最大11名の難民が新たに学べることになります。このプログラムを通して、難民の学生が日本人学生と共に学び、広く社会で活躍できることを願っています。
「UNHCR難民高等教育プログラム」について
2007年から実施している「UNHCR難民高等教育プログラム」は、日本にいる難民が奨学金を受けながら、日本の大学で学べるようにサポートするプログラムです。関西学院大学、青山学院大学、明治大学、津田塾大学、創価大学、上智大学、明治学院大学、および聖心女子大学との協働により、UNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会が運営しています。これまでに44名がこのプログラムで学び、20名が卒業しています。
▼「UNHCR難民高等教育プログラム」の詳細はこちらから。
http://rhep.japanforunhcr.org/
▼About Refugee Higher Education program (English)