EKIDEN for Peace 記者会見
2010年2月、タンザニアのブルンジ難民キャンプで行われるEKIDEN for Peaceの記者会見が、先日日本記者クラブにて行われた。
元マラソンのオリンピック選手でもあり、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)アドバイザーの瀬古利彦氏とUNFPA親善大使の有森裕子氏、WAVOC事務長の外川隆氏、UNHCR駐日代表のヨハン・セレス氏、UNFPA東京事務所長の池上清子氏が出席し、当該プロジェクトの趣旨の紹介、また開催に向けての抱負が語った。
開催地のタンザニアは、瀬古氏の長年のライバルであったジュマ・イカンガーの出身国であると同時に、アフリカで最大の難民受け入れ国である。ブルンジキャンプはその中でも特に、1972年より約22万の難民が避難生活を送っており、長期化が問題とされているキャンプである。
またキャンプにおいては、不安定な生活や将来への不安から、性差に基づく暴力(Sexual and Gender-Based Violence: SGBV)が発生しているため、老若男女・混合チームが互いに助け合う駅伝を行うことにより、SGBV防止にも役立つことが期待されている。
「人の絆を象徴するタスキをつなぐ」このEKIDEN for Peaceは、「走ることで社会に恩返しを」と掲げる瀬古利彦氏の思いから昨年、WAVOCとUNHCR駐日事務所で始まった。 今年はさらにUNFPA東京事務所と親善大使の有森裕子氏もプロジェクトに加わり、さらなる期待が高まっている。
昨年のEKIDEN for Peace の報告会はこちら