UNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会は、2017年5月24日に明治学院大学と難民高等教育事業に関する協定を結びました。本協定に基づき、2018年4月1日から明治学院大学はUNHCRが推薦する難民を毎年1名、正規奨学生として受け入れます。明治学院大学は“Do for Others (他者への貢献)”という教育理念を掲げ、その理念の実現のため社会に貢献し、各学部、教養教育センターで提供される正課カリキュラムに加え、国際交流、ボランティア、キャリア教育など、さまざまな取り組みにも力を入れおり、今回、UNHCR難民高等教育事業の実施を通じて、国際連帯を体現したいと考えています。
調印式では、明治学院大学の松原康雄学長、国連UNHCR協会の滝澤三郎理事長, UNHCR駐日事務所のダーク・ヘベカー駐日代表が協定書に署名し、それぞれ歓迎のコメントを交わしました。
明治学院大学の参加により、来年度より、毎年7校の大学で最大10名の難民の方が学べることになります。このプログラムを通して、難民の学生が日本人学生と共に学び、広く社会で活躍できるようになることを願っています。
「UNHCR難民高等教育プログラム」について
2006年に開始した「UNHCR難民高等教育プログラム」は、日本にいる難民の方が奨学金を受けながら、日本の大学で学べるようにサポートするプログラムです。関西学院大学、青山学院大学、明治大学、津田塾大学、創価大学、上智大学の6校の大学のご協力のもと、UNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会が共同で運営しています。これまでに44名がこのプログラムで学び、20名が卒業しています。
▼「UNHCR難民高等教育プログラム」の詳細はこちら
http://rhep.japanforunhcr.org/
▼About Refugee Higher Education program (English)
http://rhep.japanforunhcr.org/en