例年にない大雪に見舞われたレバノンには多くのシリア難民が避難している。
14万4000人以上のシリア難民が非正規の住居やテントなどで暮らしている。
積雪の重みでテントが崩壊するなど、大雪による被害を受けた難民も多い。また、免疫力の低下している難民にとって著しい天候の悪化は健康状態に悪影響を及ぼす危険性が高く、地元の支援団体は緊急の健康診断に追われている。
UNHCRは60万人以上に現金、燃料、食糧引換券などを支給したが、周辺地域では今後も天気が崩れるとみられ、さらなる支援が必要だ。
UNHCRは嵐が直撃したレバノン北部に位置するベカー渓谷を訪れ、850戸以上の様々なシェルターで暮らす難民の声をビデオにおさめた。
(日本語字幕付き/3分28秒)