UNHCRはヨルダン都市部に住むシリア難民の生活実態の調査を行った。報告書によると、大部分のシリア難民が厳しい貧困状態の中で暮らしていることが分かった。
シリア危機はまもなく5 年目 に突入する。避難生活の長期化により、生活基準の悪化を受け、大部分のシリア難民が支援物資に頼って生活している。また、調査を行った全世帯のうち、半分近くに暖房が無く、4分の1の世帯に電気が通っていない。また、20%の世帯で水まわりが整備されて いない。
障害を持つ二人の子どもたちを育てる夫婦にとって、何不自由ない暮らしを手放しヨルダンに逃れることは特に厳しい選択だった。しかし、解決の兆しの見えないシリア危機を前に、身の安全を守るためには他に選択肢がないのも事実だ。
グテーレス高等弁務官はこの家族のもとを訪れ、ヨルダン都市部に住む難民の避難生活の実態について国際社会にさらなる支援を要請した。
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