コロンビア、カカウアル発 UNHCRはセーブ・ザ・チルドレンと協働で、武装集団によって家を追われたコ […]
コロンビア、カカウアル発
UNHCRはセーブ・ザ・チルドレンと協働で、武装集団によって家を追われたコロンビアの256世帯の家族への支援を行なっている。そのうち151人が子どもたちである。赤十字国際委員会(ICRC)主導の緊急支援計画をもとに、UNHCRはカカウアル村から逃れた87人の国内避難民へ調理用コンロを届けた。今後も地元自治体および地域当局への技術的支援を続けていく。
この緊急支援計画は、紛争予防と避難民保護の包括的な戦略を通して避難民のニーズに応えるものである。UNHCRは不測の事態に備え子どもを保護するための対応策を準備しサポートを行う。
「支援が得られて村の皆はとても喜んでいます。調理用コンロのおかげで皆一緒に料理も出来るようになり、避難生活がずっと改善しました。」とカカウアル村のコミュニティリーダーはその喜びを伝えた。カカウアル村のある地域一帯の緊張感は続いている。過去15年以上もの間、違法な鉱業や麻薬取引の拠点地域をめぐって、軍と武装集団の対立が悪化している。政府の弱体化のために、武装集団による地域の支配が続くなかで、一般市民は常に危険にさらされている。
「情勢の悪化により強制移動させられる人々は増え続けています。この地域の平和構築、また地域の安定のためにはコロンビア政府による対応が不可欠です。」とブエナベントゥーラ地域事務所代表は語る。
セーブ・ザ・チルドレンは治安の悪化により避難を余儀なくされた子どもたちへの保護と教育支援を行っている。この活動は6月24日に始まったが、子どもたちへの十分な保護と支援が行きわたったか確認できるまで、少なくとも2ヶ月は続けられる見通しだ。
UNHCRとセーブ・ザ・チルドレンは、地元コロンビアの支援組織の協力も得ながら、避難民の強制移動と暴力の影響を緩和するために支援を続けていく。
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