南スーダンは8月26日、和平協定に署名した。南スーダン出身の難民と国内避難民はあわせて260万人おり、エチオピアに避難する難民は一日平均200人という状況が続いている。南スーダンからスーダンに逃れる難民数は雨期の影響で減ったが、それでもここ3ヶ月全体で見ると難民数は47%増加した。
先日東エクアトリア州のパゲリで政府と反政府軍との衝突があり、4000人が家を追われた。多くが木の茂みなどに身を隠していると見られるが、国境を越えてウガンダへと逃れた人もいる。
これまでに南スーダンから周辺国へと75万人以上が逃れたが、このうち2013年12月以降エチオピア、スーダン、ウガンダ、ケニアへ避難した人数は62万762人にのぼる。2013年12月以前に遡ると、この地域全体で南スーダンからの難民75万4544人を受け入れており、そのうち68%が18歳未満の子どもである。
エチオピア
エチオピアは南スーダン出身の難民を最も多く受け入れている国である。2013年12月以降、難民登録した人数は22万1376人で登録待ちの人は6万3543人。合計で28万4919人を受け入れている。多くがガンベラ地域に滞在してるが、1万7000人を対象に新たなキャンプへの移送が開始された。
スーダン
2013年12月以降スーダンには19万1624人が避難した。
ウガンダ
2013年12月以降ウガンダには16万1196人の難民が逃れたが、それ以前から2万5000人の難民がいることから、南スーダン出身の難民は合わせて18万6196人である。
ケニア
ケニアには合わせて9万1805人の南スーダン難民がおり、2013年12月以降にケニアへ逃れたのは4万6566人、それ以前から避難している数は4万5239人である。
南スーダン
南スーダンでは160万人が国内避難民となっており、26万5296人がスーダン難民である。
今年7月以降の増加数
南スーダンの独立から4周年となる今年7月時点の統計では、家を追われた人は225万人。そのうち73万人が難民であり、150万人が国内避難民であった。また南スーダンにいるスーダン難民の数は25万人であった。それから1ヶ月足らずで南スーダンで家を追われた人は260万人へと増加した。
スーダン支援のための予算
南スーダン地域支援計画への支援は予算の28%しか集っていない。
詳しくはこちら(英語)