シリア難民の受け入れ国としてこれまで主にヨルダン、トルコ、レバノン、イラクなど周辺国の状況を紹介してきた。だが、シリア難民は、海を隔てたギリシャへも安全を求めて避難している。
難民たちは主にトルコから小さなボートでギリシャに渡る。ギリシャに向かう間には、密輸業者との接触や過酷な船旅など多くの危険が待ち受けている。このビデオに登場するモハメドのように、2回目でようやく成功する人もいれば、アフマッドとハッサンのように航海の途中で大切な家族を亡くす人もいる。
だがこうした危険にも関わらず、今年の1月から3月の間だけでも、すでに1000人のシリア難民が庇護を求めてギリシャへと上陸している。(2分47秒)