6月20日「世界難民の日」にUNHCR駐日事務所、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会および明治大学との共催で開催されたシンポジウム「信仰が支える難民保護」が開催され、、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官から日本の皆さんへ向けたビデオメッセージが会場で紹介された。
グテーレスはメッセージの中で、「信仰」が人間性や思いやり、敬意を重視し、伝統的に人を保護してきたこと、そしてそれが難民法の母体となったことに触れ、信仰と難民保護の深いかかわりを示唆した。
そのメッセージに続き、4時間近くに及んだシンポジウムでは宗教的倫理に基づき社会活動を行う団体 (faith-based organizations) に焦点を当て、それぞれの活動の紹介を行うと同時に、その背景にある宗教的価値観および伝統と、難民保護の原則の共通項を模索し、今後のUNHCRと宗教コミュニティとの連携についての活発な議論が行われた。(2分7秒)