エクアドル、ラゴ・アグリオ、4月23日発、
アンジェリーナ・ジョリー氏は、アントニオ・グテーレス高等弁務官の特使として任命されてから初めてのミッションとして、エクアドルを訪問。コロンビア難民に面会するのは三度目となる。政府に対して、開かれた庇護政策と最も弱い立場にいる人への支援の継続を訴えた。ジョリー高等弁務官特使は「1984年カルタヘナ宣言30周年が近づく今、避難民の立ち直る力を讃えたい。また彼らの保護と安全、尊厳ある生活の機会を実現可能なものとしている法律や政策に対して、私たちは改めて関与していくべきだ」と訴えた。カルタヘナ宣言は、ラテンアメリカの難民の定義を広げ、難民保護と解決策に新たなアプローチを提示した宣言である。
50年に及ぶコロンビアの混乱は、約400万人に及ぶ国内避難民の原因にもなっている。エクアドルは、コロンビアから逃れてきた5万6000人の難民と2万1000人の庇護申請者、毎月新たな1300人の申請者を受け入れている。コロンビアからエクアドルに逃れてきた人の多くが、国境近辺の不便な地域で生活している。21日から2日間に及んだジョリー特使のエクアドル訪問中、北部のラゴ・アグリオの他、サン・ヴァレンティン近辺で、UNHCRの支援による青年会のコロンビア難民やエクアドル人の青年たちと会談した。
今月、高等弁務官特使として任命されたアンジェリーナ・ジョリーは、UNHCRはこれから新たな啓発キャンペーン「グラシャス(ありがとう)・エクアドル」を通じて、エクアドルにおける難民保護を称えると発表した。
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