ジュネーヴ(8月30日)発
IKEA(イケア)は、ソマリア難民が多く暮らすケニア北東部のダダーブ難民キャンプ支援に6200万ドルを寄付する。今後3年間にわたって活用される今回の寄付は、UNHCRの過去60年の歴史の中で、民間企業による1回の難民支援向け寄付としては過去最高額。民間企業が直接的に難民キャンプ支援に乗り出したのも初めてのことである。現在ソマリア難民の現状を視察するために東アフリカに訪れているアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、今回の寄付を称賛した。
今回のイケアによるソマリア難民支援は、1年前に始まったイケアとUNHCRの長期的パートナーシップによるもの。イケアはこれまでにもバングラデシュや東スーダン、ケニヤにおけるUNHCRの活動を資金面で積極的に支援してきた。また、キルギスタンやチュニジアでの活動においては、物資面での支援や、ロジスティクスや物流の豊富なノウハウも提供している。
イケアとUNHCRは現在今回の寄付金の使途について詳細を協議中だが、寄付金は近々ダダーブ難民キャンプに到着したばかりの難民12万人の支援に充てられる予定。特に難民家族や子供たちを対象にする。
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