南アフリカ、ヨハネスブルク、(5月26日)発
一年以上かけて、W杯に向けてノルウェーから自転車で走り、サッカー選手やサポーターに、難民についての意識を広めたビョルン・ヘイデンストローム(Bjorn Heidenstrom)氏の旅はほぼ達成された。5月22日、ヘイデンストローム氏は、ジェイコブ・ズマ南アフリカ共和国大統領によるオープニングに間に合った。94,700人が入ることのできるこの新スタジアムで、6月11日から7月11日の決勝戦まで2010年南アフリカW杯が開催される。
2009年6月20日(世界難民の日)にオスロを出発したヘイデンストローム氏は、およそ70,000人の参加者がいる、スタジアムのピッチで巨大なサッカーユニフォームが公開されるというスペシャルサプライズを受けた。
35か国の旅の中で、難民やUNHCRの認知度を広めると同時に、ヘイデンストローム氏は世界一大きなユニフォームを作るためにプロやアマチュアサッカーチームのユニフォームを集めてきた。そして南アフリカプレミアリーグ最高経営責任者のケティル・シエム(Kjetil Siem)氏の提案により、すでに完成していた巨大ユニフォームにヘイデンストローム氏は感激した。シエム氏もノルウェー出身であり、ヘイデンストローム氏がメディア・マーケティング部長を務めるオスロのサッカーチーム、ヴォレレンガの元理事長でもある。
ヘイデンストローム氏は、今年の世界難民の日を記念するUNHCR主催のイベントも含め、南アフリカ周辺で巨大ユニフォームの展示をするための準備に取り掛かっている。
UNHCRは旅の中でヘイデンストローム氏をサポートしてきた。またFCバルセロナのリオネル・メッシやティエリ・アンリ、そしてリヴァプールFCのスティーヴン・ジェラード、フランチェスコ・トッティ、フェルナンド・トーレスなどの多くのプロサッカー選手もユニフォームにサインし、彼の活動を応援してきた。エルトン・ジョンや、世界のサッカー関係者のトップであるゼップ・ブラッター、ミシェル・プラティニなどの著名人もまたこの企画のサポーターである。
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