アンディジャン、ウズベキスタン、
16日(UNHCR)-
キルギス南部で起きた衝突からウズベキスタンに逃れる多くの難民に向けた支援の空輸貨物が到着した。
ウズベク航空の所有する貨物機2機は、キルギス難民のため800張の軽量テント、シェルターとしてのビニールシート、毛布などを輸送した。ウズベク政府によると、11日より7万5千人以上の難民がウズベキスタンへ避難している。
ウズベク政府との連携のもと、UNHCRのテントはウズベキスタン東部に急送され、オシュやその他のキルギス南部の町からの難民の受け入れ態勢が整えられる。急速に悪化し続ける難民の状況に対する、このようなウズベク政府の協力的な姿勢に、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官事務所は感謝の意を表した。16日に空輸された支援物資に続き、合計で240トン以上のUNHCR緊急支援物資が今週中に輸送される。
UNHCR緊急支援対応チームの第一陣はすでにアンディジャンと、ウズベキスタンの首都であるタシュケントに到着。UNHCRによる支援の配布計画と実行についてウズベク政府と取り組んでいる。
さらにUNHCRはオシュへの空輸とキルギスへの緊急支援対応チームの派遣の準備も進めている。キルギスで10日に勃発した衝突により、多くの死者が出たと同時に、約20万人が避難している。オシュではUNHCRの倉庫が開設され、現地パートナーの協力のもと、急ぎ2千人に向けた支援物資が配布された。
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