UNHCR とユニクロの共催で行われた「ユース難民アートコンテスト2023」。今年は「 #難民とともに 描く希望 」をテーマとしたアートを募集し、全世界の4,000人以上のユースから応募作品が集まりました。
そして本日、UNHCRはユース難民アートコンテスト2023の受賞者5人を発表しました。
最優秀作品5点は、UNHCRのグローバルパートナーであるユニクロのTシャツのデザインに採用され、2024年から販売される予定です。その売上の一部は、UNHCRを通して、世界各地で避難を余儀なくされた人々への支援活動に役立てられます。
受賞者のコメントをご紹介します。
「友情のおきて」
アシフィウィさん(14歳)ブルンジ/アメリカ
「この絵は、私がブルンジに住んでいた時の友達を描いています。私たちはみんなで『仲間が一番。誰も私たちを引き離すことはできない』という“友情のおきて”を守っています。友達は、私の希望とパワーの源です。私たちは離れていても、心はいつも一緒。友達との思い出は、この先もずっと生き続けます」
「故郷からの小さな愛」
アフヤさん(14歳)アメリカ
「ハートの形をした紙飛行機は、大切な人からの贈り物です。地球の反対側でこの飛行機を受け取った人は、故郷を離れている間に小さな愛をもらえたことで、希望に満ちた前向きな気持ちになると思います」
「希望の羽」
ヴィラーグさん(28歳)ハンガリー
「私はこれまで多くの庇護希望者や難民と出会う機会があったため、『#難民とともに 描く希望』がいかに大切かを知っています。この希望を追い求める行動そのものを、私の絵で表現したいと思いました。ハートは、たとえ故郷から遠く離れていても、夢を追い続けることができるということを表しています」
「月」
ジョーゼットさん(14歳)タンザニア/コンゴ民主共和国
「空と月は、それぞれ保護と団結を表しています。人間として違いがあっても、私たちはみんな同じ空の下にいて、同じ月を見ています。どこにいても、月は1つしかなく、みんな空に守られています。私は将来大統領になりたいです。そうすれば、人を傷つけない決断、そして、世界で起こっている戦争を終わらせるチカラを持てると思うからです」
「故郷の鳥」
マワルディさん(20歳)ソマリア/エチオピア
「故郷の美しい緑の森の中のきれいな鳥を思い出します。私の希望は、いつかまたこれらの鳥を、祖国で、もしくは世界のどこかで見ることです」
▶原文(英語)はこちら