「難民」というと、どんな人を想像しますか?
着の身着のままで紛争から逃れてきた人
故郷にいられなくなり身を寄せる場所がなくなってしまった人
僕たちがメディアなどでよく見る「難民」の方たちのイメージは
どれも、重く、厳しいものです。
実際、難民支援の現場では
先行きの見えない現状、
家族や友人と離れて暮らさなければいけない日々、
衛生面でも決して安全とはいえない環境の中で
不安や緊張、ストレスが常に付きまといます。
それでも、僕は親善大使として世界中の難民キャンプを訪問する中で
彼らの「生きる強さ」そして「人としての温かさ」を目の当たりにしてきました。
僕たちと何ら変わりない“一人の人間”
紛争や戦争によって何気ない日々の暮らしを奪われ、
僕たちの想像を超える壮絶で困難な道を生き抜いてきた人たちです。
僕自身も世界各地の難民キャンプを訪問するたびに、
どれほど彼らから力をもらってきたか分かりません。
UNHCRが日本で続けてきた「難民映画祭」は、今年で18回目を迎えます。
それぞれの映画で描かれている、一人ひとりの物語。
映画というキャンバスの上で描かれる彼らの人生は、
時に残酷で、それでいて僕たちにほとばしるほどの生きるエネルギーとメッセージをくれます。
僕たちが、
この世界で一番大切にしなければならないものって何なんだろう?
誰一人、取り残さない社会
共に助け合い、高め合うことができる世界
一人ひとりにできること、役割がきっとある。
この「難民映画祭」から、その一歩を踏み出してみませんか。
UNHCR親善大使/アーティスト
MIYAVI
「第18回難民映画祭」の公式ウェブサイトはこちら