この夏、東京で開催されたオリンピック・パラリンピック。リオ五輪に続いて出場した難民選手団を会場で応援することはできませんでしたが、さまざまな困難を生き抜き、アスリートとして世界の舞台に立つという夢をかなえた難民アスリートを応援したいと、日本各地からあたたかいメッセージや贈り物が届きました。ここではその一部をご紹介します。
日本各地で難民支援に取り組む学生団体の企画で行われた紙ひこうきプロジェクト「Fly your message ー届け!想いをのせた青い紙ひこうき」。独自に開発したウェブアプリ「Fly-Your-Message」で集めたメッセージをカードにして難民アスリートたちに届けました。 くわしくはこちら
【早稲田大学 VIVASEDA&新宿区内小学校】
オリンピック難民選手団の事前キャンプ受け入れを行った早稲田大学。早大生をはじめ、大学がある新宿区内の小学校からメッセージの寄せ書きののぼりや折り鶴、メッセージカードなどを準備し、宿泊施設の飾りつけを行いました。くわしくはこちら
【東京都文京区「お茶の水 おりがみ会館」】
パラリンピック難民選手団のホストタウンを務めた文京区スポーツ振興課との協力で制作された「鶴の円扇」。「折り紙は、古代、お供え物を紙に包む神事が起源です。先祖は、鶴の雄大に飛ぶ神々しい姿から『幸せを告げる使者』であると感じ、おめでたい包みには紙の折り鶴が付けられていました。パラリンピックカラーを施した『円扇』の風によって、幸せの鶴が世界へと飛び立ち、選手の皆様にも『平和』が訪れますよう、願いを込めて制作させていただきました」 。くわしくはこちら
【上智大学ソフィア会】
【神田外語キッズクラブ】
子ども英語教室の皆さんから難民選手団に届いた英語のメッセージと折り紙。「紛争や迫害で自国を追われた選手の皆さんが、障がいを持ちながらも日々厳しいトレーニングに励み、遠い国、日本に来てくださったこと、なんらかの形で応援したいと、講師を含め子どもたちと考えました」 。
【細川さんご一家】
「難民として幾多の苦難を乗り越え、強い信念を持ち、オリンピックやパラリンピックへ出場された難民選手団の方々の並々ならぬご努力を想い、直接会ってお話しすることはかなわないまでも、なにか我々にも心を通わせることができるのではないかと考え、子どもたちとメッセージカードを作ることにしました」
【今井 美和さん】
パラリンピック選手団に贈られた折り紙のプレゼント。「私ができるおもてなしは、折り紙で人をよろこばせること。あなたたちを応援している人はたくさんいます。その一人は私です!」
【鈴木 敏彦さん】
「パラリンピックの日本開催が決まり、苦難の中がんばる選手たちになにかできないかと考え、ビンセットを使い『ミニチュア千羽鶴』をコツコツ作りました。彼らのこれからの頑張りに日本からも応援し続けましょう!」