今日、パラリンピック難民選手団のホストタウンの文京区の企画で「パラリンピック難民選手団オンライン交流会」が開かれました。
コロナ禍により難民アスリートとの直接の交流はかないませんでしたが、文京区ではホストタウン事業の一環として、難民問題について学ぶワークショップや、青い紙ひこうきを折って選手に届ける取り組みなどを行ってきました。
この日は100人以上の小学生が自宅などから参加。難民についての基礎知識を学んだ後、シャハラッド・ナサジプール選手(陸上・円盤投げ)の競技をオンラインで観戦し、同選手のサポートとして国立競技場に入っていたパラリンピック難民選手団のイリアナ・ロドリゲス団長とオンラインで交流しました。
子どもたちからの「何が一番大変でしたか」という質問に対して、イリアナ団長は「病気の影響で障がいがあり、この先の自分の人生がどうなるのか不安だった。でも、大切な家族と仲間に囲まれて、私の人生はとても豊かなものになりました」と答えました。また、「皆さんからの応援は選手にも伝わっています。本当にありがとう」と、文京区のさまざまな取り組みへの感謝を伝えました。
また、同じく国立競技場から参加したパラリンピック難民選手団メディア担当のテディ・カッツさんは、「いろいろな国から集まった選手たちは、バックグラウンドも、話す言葉も違いますが、みんなで団結して素晴らしい関係を築いています。世界の難民の代表として出場した選手たちから勇気や希望を感じてくれたらうれしい」と話しました。
チャット機能を通じて子どもたちからも、「難民選手団をみんなに知ってもらいたくなった」「勇気もらった」「私も力になりたい」など、たくさんのコメントが寄せられました。
最後に、文京区アカデミー推進部スポーツ振興課 の川﨑 慎一郎課長が「難民選手団の代表の皆さんの強さ、かっこよさを知ってもらえたと思う。これからも難民アスリートを応援してくれたらうれしい」とコメントし、会を締めくくりました。
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