東京(28日)発――UNHCR駐日事務所と株式会社ユニクロは、ユニクロが2007年3月1日から全国で1ヶ月間行った全商品リサイクル活動で集まった衣類30万着のうち約8割を、このたび初めてアフリカの難民・避難民へ2007年9月末に届けることとなった。
ユニクロは、CSR活動の一環として、2006年9月から毎年3月と9月の各1カ月間、全商品リサイクル活動を行っており、難民・避難民へのリサイクル商品寄贈は2007年2月のタイ、ネパールのキャンプに続き2回目となる。今回衣類が届けられるウガンダ、タンザニア両国は、UNHCRが支援を強化している地域であり、また、特にウガンダでは長期的な衣類提供が滞っていることが指摘されている。このような地域で衣類の支援をすることによって、難民・避難民の生活の質が向上するのみならず、自分自身を表現する大切な機会を一人ひとりに提供することが可能となる。
ユニクロのUNHCRへのサポートはリサイクル品寄贈に留まらない。現在ユニクロは、9月4日に実施する「第5回 東京発 日本ファッション・ウィーク」のスペシャルイベント「ユニクロ 2007秋冬コレクション」内でのチャリティイベントの開催、Yahoo!オークションでの2007秋冬コレクションと並行してのチャリティオークション実施を予定している。このチャリティ収益金の全額は、UNHCRを通じてアフリカにおける難民教育プログラム(子供、女性・若者の職業訓練等)の資金として活用される。
UNHCR駐日代表の滝澤三郎は、「ユニクロのUNHCRを通じた人道支援の積極的なサポートに深く感謝したい。このような、民間企業による継続的、かつ多方面からの支援は、UNHCRの活動を支えている。またこのような包括的なCSR活動が日本から世界に広がっていくことを願っている」と述べた。
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