東京(12日)発――日本の大手海運会社の株式会社商船三井が実施する緊急 援助物資無償輸送のコンテナが、3月9日、UNHCR の物資備蓄拠点があるドバイに到着した。
今回の支援では、同社からの250万円の資金援助で緊急用テントを購入。さら に中国・深セン―アラブ首長国連邦・ドバイ間で、20フィートコンテナ5本分の同 緊急用テントの無償海上輸送が行われた。先月25日、深センの赤湾港を出発し、今月10日(現地時間9日)、ドバイのジュベルアリ港に到着した。
UNHCR 駐日代表の滝澤三郎は、「現在、世界中に約2100 万人もの難民がいるが、世界的輸送網を持つ日本の大手海運会社、商船三井からの人道的資金援助と無償物資輸送支援は、今年の素晴らしいニュースだ。ほかの日本企業が この例に続くことを強く期待したい」と述べ、同社の支援に対して深い謝意を表し た。
今回の支援は、商船三井が参加する「国連グローバル・コンパクト」の10原則のうち「人権」に関する具体的取り組みとして、CSR(企業の社会的責任)活動の一環で行われたもの。
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