東京(19日)発――ガールスカウト日本連盟派遣団の5人が17日、タイに暮らすミャンマー難民の子どもたちに文房具などを詰めた「ピースパック」を届けるため、成田を出発した。
「ピースパック」は、ガールスカウト日本連盟がUNHCR と協力して全国的に行っている事業。団員らが集めたノートや色鉛筆、消しゴムなどを手作りのきんちゃく袋に入れ、少女たちが平和への思いや心をこめて1994年から10年、アフガニスタン難民に、2006年からはミャンマー難民に届けている。
今回タイのミャンマー難民キャンプを訪問するのは高校生と大学生を含む計5 人。派遣団員は16日、UNHCR駐日事務所を表敬訪問し、最年少の菅原未希子さんが「ただ支援するだけではなく、いかに心を伝えるかメッセージを届けたい」などと挨拶。UNHCR 駐日代表の滝澤三郎が「日本の皆さんの心を伝えると同時に、現地で学んで、日本で広めてください」と、団員の現地訪問を歓迎した。
5人の団員は現地時間19日にタイ北西部にあるメラキャンプを訪れ、すでに船でタイ・バンコクに発送されている「ピースパック」25,050袋と靴17,380足を子どもたちに直接手渡しする。24日、バンコク経由で帰国予定。