フィリピン中部における台風被害を受け、日本政府はフィリピンにおけるUNHCRの支援活動に200万米ドルの緊急無償資金協力を行うことを発表した。
今回のフィリピンの台風災害に対しUNHCRは、「緊急用シェルターの配布」「避難民保護」を中心とした活動を展開。特に緊急用シェルターは避難民の中でも特に支援を必要としている家族を優先し、 計2650張の配布を実施している。
また「避難民保護」の観点からは、最新の情報技術を用いて避難民の数や状況、必要とされている支援の把握などが行われている。さらに、UNHCRの専門チームは、避難民が必要としている支援と現状のギャップの把握に努めている。またコミュニティにおける避難民の法的支援や、公共サービスへのアクセスの徹底にも注力している。これらの活動はUNHCRと、フィリピンの社会福祉省と人権委員会の連携のもとに進められている。