富士メガネの金井昭雄 代表取締役会長・社長兼任は、今後10年間連続してUNHCRに資金提供を行い、総額100万米ドルの寄付を行なうことを発表した。金井氏は2006年にナンセン難民賞を受賞したオプトメトリスト(検眼医)でもある。
寄付は世界中の難民の教育支援、支援を必要としている難民女性のために役立てられる。2013年6月20日の「世界難民の日」に金井氏は最初の寄付を行なう予定だ。
金井昭雄 代表取締役会長・社長兼任は、「世界難民の日という記念すべき日に、この先10年連続でUNHCRを支援し、総額100万米ドルを寄付すると発表できるのは、大変光栄だと感じております。」と語った。
2013年はUNHCR と富士メガネがパートナーシップを結んでから30年という節目の年にあたる。
金井氏はタイでのインドシナ難民支援を皮切りに、ネパール、アルメニア、アゼルバイジャンで毎年「海外難民視力支援ミッション」を行なってきた。富士メガネは1983年から、合計13万4000個のメガネを難民に届け、医療スタッフへの研修も行なってきた。
UNHCR駐日事務所代表のヨハン・セルスは、「金井氏は、13万人の難民の視力を回復させただけでなく、難民に未来への明るい希望も与えた。」と金井氏の貢献を讃えた。UNHCRと富士メガネの30年に及ぶ強固なパートナーシップは、企業との連携の善き例の一つといえる。