25日、ジョリー特使はドホークから車で40分ほどの町カンケにある国内避難民の避難地域を訪れた。ここでは昨年8月初旬にシンジャールから避難してきたヤジディ教徒2万人が生活している。
ジョリー特使は、監禁されながらも 脱走して暗闇を徒歩で逃れてきた避難民や、拘束を解かれて避難してきたばかりの女性などの話に耳を傾けた。
ジョリー特使は2012年9月にイラクを訪問したが、その後戦闘激化によってシリアとイラクにおける人道危機は規模も、深刻さも増している。「私が2012年にイラクを訪れた後、人道状況が悪化したのを知り大変ショックを受けています。イラクは多くのシリア難民を受け入れてきました。また2014年は200万人が新たにイラク国内で避難を強いられました。罪のない人々が安全を求め、避難場所を転々としているのです。」