6月20日「世界難民の日」、難民問題や人道支援に関心を持つ学生が集まって活動する団体「J-FUN ユース」と「SHRET(聖心女子大学)」が東京ウィメンズプラザホールで「BLUE JACK」を開催しました。
このイベントの参加条件は青い服を着てくること。「世界難民の日」に国連カラーである青を着用し、難民の声に耳を傾け、自分達に出来ることを考えたいという思いから企画されました。「BLUE JACK」は日本で生活している難民が結成したダンスチーム「Traditional African Music」によるパフォーマンスで幕を開けました。
開会の挨拶ではまずマイケル・リンデンバウアーUNHCR駐日代表が登壇し、「世界難民の日」を避難を余儀なくされた人々について考え、何が出来るか共に考える日にしたいと挨拶しました。
次にアミン・アワドUNHCR中東・北アフリカ 局長が登壇し、家を追われた人が世界に約6000万人いることに触れ、連帯の大切さについて語りました。
写真左:マイケル・リンデンバウアーUNHCR駐日代表
写真右:アミン・アワドUNHCR中東・北アフリカ 局長
続いて難民に関するクイズ、ドキュメンタリー上映(学生団体SAL制作「ひかり」)、ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏によるトークショーなどが行われました。
J-FUN ユース代表の田中栄里花さんは「J-FUNユースは毎年世界難民の日にイベントを開催しており、今年で8年目です。毎年メンバーもほとんど変わり、1から作り上げています。でも難民問題をより多くの人に知ってもらいたい!という想いは一貫して変わりません」と語りました。
また共催のSHRET(聖心女子大学)代表の古川幹子さんは「学生ならではの視点から捉える難民問題を、そのまま発信したい。このような思いを常に持ち続けて参りました。SHRET14期代表として、本イベントを無事迎えることができ感無量です。また、この度のイベントでは学生の有用性について多く学ぶところがありました。これからも若者らしく柔軟な思考をもって難民問題を捉えてゆけるよう精進して参りたいと思います。」とその思いを伝えてくれました。
少しでも多くの人に難民問題を知ってもらい、身近な問題として考えてもらいたい。イベントに込めた願いが伝わり、参加者1人1人が自分に出来ることを考える良いきっかけとなったのではないでしょうか。
All Photos ©UNHCR