2013年2月1日、ジュネーブ発
シリア北部アザス地域に何千人もの国内避難民が一時的に滞在しているキャンプがある。UNHCRは先週、このキャンプに冬用の緊急支援物資を届けた。
まずコペンハーゲンにあるUNHCRの備蓄倉庫から1万5000枚の毛布と3000張のテントが運び出され、シリア沿岸部のラタキア近くの民間運営の空港へと届けられた。支援物資はそこから陸路で8台のトラックに護送されながらアレッポと、トルコ国境の中間に位置する場所まで運ばれた。
今回の支援物資の輸送はシリア赤新月社、シリア政府の合意と協力、シリア国家連合による調整があってはじめて成し遂げられたものである。この連携のおかげで、政治的事柄とは一線を画した極めて人道的な枠組みのもと、支援を待ち望む人々に安全に物資を届けることが出来た。
シリアの周辺国ではシリアからの難民の流入が続いており、1月末時点で72万8553人のシリア人が難民として既に登録したか、もしくは登録を待っている状態である。その内訳はレバノン23万7623人、ヨルダン 22万7484人、トルコ 16万3161人、イラク 7万9769人、エジプト 1万4478人、アフリカ北部 6338人となっている。
詳しくはこちら(英語)