2008年に決定した日本の第三国定住による難民の受け入れは、タイに滞在するミャンマー難民を、1年に約30名、3年連続して受け入れるというパイロットプロジェクトとして2010年に開始された。
2010年に第1陣として来日した5家族(計27名)の難民に続き、2011年には4家族(計18名)が第2陣として来日した。そして同年10月より難民事業本部(RHQ)の定住支援施設にて日本語教育、社会生活適応指導、職業紹介等、日本での新たなスタートに向けた約180日間の定住支援プログラムを開始。2012年2月には学習発表会とその翌月3月に修了式が開催された。
学習発表会では、2組に分かれた子どもたちが、日本語による歌やスピーチなどを発表し、式に出席した関係者に成果を披露した。そのあまりの上達ぶりに、発表の途中にもかかわらず拍手が起きるなど、微笑ましい場面が多くあった。また2組の大人のチームからは、それぞれ夢や子どものときの思い出など、観客が聞き入る内容のスピーチの発表があり、最後に歌った『見あげてごらん 夜の星を』は、出席者の感動を呼んだ。
今後、4家族は定住支援施設を退所し、地域社会において、日本での新たな生活をスタートする。 (外務省プレスリリース『第三国定住により受け入れたミャンマー難民(第二陣)の職場の決定』)
※今までの第三国定住難民の様子は難民事業本部(RHQ)のホームページよりご確認いただけます。