ジュネーブ5月2日発、
国外で避難生活を送る300万人ものアフガン難民と570万人もの帰還民に対する解決策を模索するための国際会議が5月2日(水)ジュネーブで始まった。
2日間におよぶこの会議には、40か国以上から代表者が集まった。
「難民の自主帰還・恒久的な再統合・難民受け入れ国への支援などアフガン難民問題の戦略的解決へ向けた国際会議」は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とスイス政府の共催で実施される。
アフガニスタン、イラン、パキスタンからは高官代表団が参加する。長年続く紛争や混乱が原因で、300万人ものアフガン難民が国外への移動を余儀なくされている。うち、170万人はパキスタン、100万人はイランへ逃れている。
今回の国際会議では、難民問題に対する戦略的な解決と政策実施後のフォローアップ体制について議論される。また、40年にわたって難民を受け入れている国々に疲弊が見え始めている現在、アフガン難民受け入れにおける国際協調と責任分担を目指す戦略が必要とされている。
アフガン難民の状況は世界で最も複雑で長期化している問題の一つである。
アフガニスタンとその周辺国は、この難民問題に対しての恒久的な解決を実現するためにも、長期的な国際支援を必要としている。
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