アメリカ、ニューヨーク、5月31日発
アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は、難民の移動を引き起こす要因が増え続け、今後十年で、更に多くの難民や国内避難民が生まれるだろうと警告した。
6年ぶりに「世界難民白書2012年度版(The State of the World’s Refugees 2012)」をUNHCRは発刊した。グテーレス高等弁務官は「近年は、紛争だけでなく、気候変動、人口増加、都市化、食糧危機、水不足、資源争奪など、多くの複合的要因によって難民が生まれている」と述べた。
この白書には、2006年以降の難民をとりまく環境の変化に加えて、難民問題のさらなる拡大と複雑化や、人道支援活動従事者の安全、連携強化の必要性など、さらに厳しい状況について記されている。
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