モンロビア・リベリア(10月25日)発、
UNHCRは、リベリアから自主帰還を選択したコートジボワール難民の帰還支援を開始した。昨年のコートジボワール大統領選挙による混乱から逃れ、リベリアへ庇護を求めてきた難民は、先週21日、UNHCRとリベリアのパートナー団体の協力により、12台で組まれた車列で118人が、ソロ難民キャンプから出発した。
難民キャンプを離れる際、高カロリービスケットと水を受け取り、ソロ難民キャンプから、4時間ほどかけて105km離れたコートジボワール国境に近い経由地に到着した。その後、コートジボワールのそれぞれのへ故郷へと出発した。難民の中には、治安の改善、子どもの通学、就労、そして12月に予定されている議会選挙への参加希望を帰還の理由として挙げる者もいる。
UNHCR駐リベリア副代表のロバート・チバグァは、8月にコートジボワール、リベリア、そしてUNHCR間で締結された自主帰還協定に言及しながら「現在UNHCRは帰還作業を促進していない。しかし、三者間での協定は実働している。帰還する希望を抱いている難民の支援はパートナー団体と継続する」と説明した。リベリアには推定16万3200人のコートジボワール難民がいるとされ、そのうち15万6700人が昨年11月以降に到着し、2003年以来6500人以上が国内に居住している。コートジボワールでは今年4月以来、前大統領のバグボ候補と昨年10月に大統領に当選したウワラタ候補との間に混乱が生じていた。
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