ルーマニア、ブカレスト、(6月8日)発
最近38人のミャンマー難民を受け入れたことからもわかるように、ルーマニアは第三国定住の受け入れ国の仲間入りをした。2008年に採択された法律に基き、5月31日と6月1日には、マレーシアから8人の子どもを含めた難民が、ブカレストに到着した。この法律は、ルーマニアにおいて、毎年40人の第三国定住者の受け入れを可能にした。
マイケル・ソロモン(Machiel Salomons) UNHCRルーマニア事務所代表は、第三国定住の強化にUNHCRが力を入れている中、「第三国定住に対するルーマニアの協力的な貢献は時宜にかなっている。」と感謝の意を表した。
38人の難民は全員カチン族であり、施設の提供や庇護の手続きのため、現在ルーマニア東部、ドナウ川沿のガラツにある地域センターに避難している。同センターはルーマニア入国管理局(RIO)によって運営されており、今回の第三国定住もRIOが中心となり、UNHCR、ルーマニア赤十字との密接な協力のもと実現した。
2009年、ルーマニアへの庇護申請数は計995人であった。 2008年と比べると僅かに減少した。2009年は、94人の支援対象者が難民認定もしくは補完的保護を受けた 。
詳しくはこちら(英語)