パキスタン、イスラマバード(9月7日)発、
アンジェリーナ・ジョリーUNHCR親善大使は、洪水の被害を受けたパキスタンを訪問し、移動を余儀なくされた被災者との対話を通して、彼らの苦境とUNHCRの緊急対応への継続した支援を訴えた。
アンジェリーナ・ジョリーは9月7日から8日にかけてアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官の特別代表として、パキスタン北西部に位置するハイバル・パフトゥンハー州の村、ペシャワール近郊、そしてアザクヘル(Azakhel)アフガン難民キャンプ、そしてジャロザイ(Jalozai)国内避難民キャンプの被災したコミュニティや緊急対応に従事する関係者を訪問した。
「この危機は終息からほど遠い。被災者は家、財産、農作物、牛、そして家財道具の全てを失った。世界からの注目が薄れた後も、生活を立て直すための戦いは続く」と語った。
今回の訪問は2001年に親善大使になって以来4度目で、前回訪れたのは2005年にパキスタン北部でおきた地震の後である。
加えて、アンジェリーナ・ジョリーは、「過去30年、パキスタンは最も多くの難民を受け入れてきたのに対して、今はそのパキスタン人こそが大規模な支援を必要としている」と述べた。
UNHCRは既に75万人に支援をしてきたが、パキスタン南部で続く洪水が新たな課題を生んでおり、近年で最も複雑な危機となりつつある。
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